ボクシングはスポーツです 最も軽い階級がミニマム級
様々なスポーツがある中で、ボクシングは歴史のあるスポーツの一つです。アマチュアとプロが存在しますが、ミニマム級はプロボクシングの階級に当たります。
17階級あるうちの一番体重の軽いのがミニマム級。体重の上限は105ポンド。キログラムに直すと47.627kgになります。正方形のリングにロープを張り、その上2人ので選手が拳二つで殴りあう競技です。
新人のうちは4回戦から始まり、レベルが向上するごとに6回戦、8回戦、10回戦と進んでいきます。現在は、世界タイトルマッチは12回戦として行われています。
全国にあるボクシングジムに所属し、そこでライセンスを取得する必要があります。練習生を経て、プロテストに合格すれば念願のプロでビューすることが可能になります。
拳二つで戦うスポーツとはいえ、多彩な攻撃、俊敏な防御、ステップワークなど、いろんな技術を取得することが求められます。他のスポーツ同様に、忍耐力と強い精神力が必要になりますね。
ボクシングというスポーツのライトフライ級という階級について
ボクシングというスポーツには、ライトフライ級という階級があります。「フライ」とは「蝿」という意味です。厳密なウェートとしては、105~108ポンド(47.627~48.988kg)です。
ミニマム級とフライ級の間に位置し、2番目に軽い級です。ただし、この呼び名は「WBA」と「WBC」で使われていますが、「IBF」と「WBO」では「ジュニアフライ級」という呼び名になっており、統一されていません。
これは旧名であり、多くの団体で「ジュニア」という名前が付いていた級は、「スーパー」が付いた名前に変更されました。日本もそれに従いましたが、ジュニアフライ級はその下の級が団体によって異なるので(WBAはミニマム級、WBCはストロー級)、統一するためにこの名が付けられました。
この級が置かれたのは、1975年です。ちなみに、他のスポーツであるレスリングでも同名の級がありますが、現在はなくなり、「48kg級」という呼び名になっています。
ブックメーカーで熱くなる
試合数の関係で、他の競技よりもオッズの対象となることは少ないですが、1番盛り上がる競技は格闘技です。基本的に、世界戦はブックメーカー各社が対象としています。
勝敗予想をするブックメーカーで、「倒すか」「倒されるか」の格闘技は、非常に相性がよいのでしょう。ボクシングで、自分がベットしている挑戦者の日本人選手が、チャンピオンをKOで倒した瞬間は、もの凄く胸が熱くなります。
ブックメーカーをやったことがない方は、今まで以上に応援が熱くなるのでお薦めです。ボクシングは日本人のチャンピオンが多数いるので楽しめます。オリンピックもありますので、チャックしてみてください。
連続で起きた世紀の判定負け 大誤審
KOで勝利ならば勝敗の決定は簡単で、単純に相手選手を倒したら勝ちになります。しかし、判定ではどうしても微妙な採点やジャッジで議論になってしまうことがあります。
日本中のボクシングファンが注目したオリンピックメダリスト村田諒太VSアッサン・エンダムのWBAミドル級の一戦。WBA会長も「公平な採点がされていない。日本のボクシングファンにお詫びしたい」というような趣旨のコメントを発表しました。
パッキャオVSホーンの試合でも議論となりました。完全な誤審と、多くの解説者やスポーツ番組がコメントをしています。パッキャオは「このジャッジを尊重する」との事ですが、世紀の判定負けとして、ボクシング界に残るでしょう。
ボクシングではこのような判定が時に起こり、ブックメーカーで賭けていたユーザーには受け入れがたいことでしょう。
ボクシングの採点基準
ボクシングの判定基準の中で最も重要視されるのが「有効打」です。有効打とは、相手の顔面やボディにクリーンヒットしたパンチを指します。
ただし、単に当たれば良いわけではなく、相手にダメージを与える可能性があるパンチであることが求められます。この基準は、試合中の主導権を握る選手を判断する上で、極めて重要な要素です。
具体的には、パンチがグローブの先端部分で適切に当たっているか、そして相手を後退させたり動きを鈍らせたりする効果があるかが評価の対象となります。
また、パンチの回数だけでなく、その質や精度も重視されます。例えば、相手の顔面を捉えたジャブよりも、力強いボディブローがより高く評価されることがあります。
このように、有効打の評価は単なる打撃数だけでなく、試合全体への影響力も考慮されます。
積極性もボクシングの判定基準の一つとして重要視されます。積極性とは、相手に対して攻撃を仕掛ける意欲や試合を支配しようとする態度を指します。
これにはパンチを放つ頻度だけでなく、リングの中での動きや試合運びの積極性も含まれます。
例えば、リング中央を支配し、相手をロープ際に追い詰める動きは積極性の一環として評価されます。
また、自分から攻撃のタイミングを作り出し、相手の動きを封じ込めることで試合をコントロールすることも積極性の一例です。こうした行動は、パンチの数や威力だけでは測れない試合運びの上手さを反映しています。
一方で、積極的な姿勢があるからといって、闇雲にパンチを出すだけでは評価を得るのは難しいです。空振りや無意味な動きが多いと、かえってポイントを失うこともあります。
積極性を評価するには、攻撃が試合展開にどう寄与しているかが重要なポイントとなります。
また、試合の流れに応じた積極性も大切です。序盤は慎重に様子を見ていた選手が、後半に試合を支配する動きを見せると、その積極性が特に高く評価される場合があります。
ボクシングにおける積極性は試合全体を通じて一貫して示されることが望ましい要素です。